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レビュー

第3節 対メルボルン・レベルズ  12日・メルボルン


ライター 植松久隆 さん

2016年03月12日 in メルボルン・レクタンギュラー・スタジアム

レベルズ VS レッズ

何とか今季初勝利を果たしたいレッズは、監督交代後の最初の試合をアウェーでメルボルン・レベルズと戦った。

この日のレッズは3人の初先発となる選手を起用するフレッシュな顔ぶれ。
オコナー共同監督のいうところの「現時点でのベターな選択」で、カーマイケル・ハントにFBのポジションを譲った五郎丸は、戦況を
ベンチから見守ることになった。

試合は、開始早々からホーム開幕戦での勝利に燃えるレベルズが攻勢に出る。

レッズの不用意な反則でのペナルティとトライで、前半25分までレッズを0-16と押しまくる一方的な展開。
しかし、レッズは、ここで踏ん張り攻勢に出る。
前半35分、ラインアウトからのボールを受けた日本代表フランカーのツイ・ヘンドリックが抜け出し、中央を駆けあがると、
タイミング良く出したボールを受けたSHニック・フリスビーがトライ。SOジェイク・マッキンタイヤーがコンバージョンを決める。
さらには、39分に相手反則からの45Mのペナルティキックをマッキンタイヤーがきっちり決め、一気に盛り返す。
試合は一転して接戦モードに入った。

前半を10-16で折り返した試合は、後半に入ってからさらに動く。
後半開始まもなくの42分、レベルズのPGがが決まり、10-19、流れがレベルズに傾きかける。
46分、マッキンタイヤーがこの日2本目となる42Mのペナルティ・キックを決め、13-19と再び詰め寄って追いすがる。
またしてもペナルティを与えてしまい13-22と引き離されても、この日のレッズは一味もふた味も違った。

オコナー、スタイルズの共同監督がトライを果敢に取りに行く姿勢を見せると、グラウンドのフィフティーンが即座に応えた。
引き離されたわずか1分後の59分、スクラムから最後はフッカーのアンドリュー・レディーがトライ。コンバージョンも決まって、20―22。
2点差ににじり寄ると、67分、相手反則からのPGをマッキンタイヤーが冷静に決めて、遂に逆転。
23-22、遂にこの試合で初めてリードを奪う。

にじり寄ると突き放す、そんな一進一退の攻防が続く試合は、追加点がほしいレッズと何とか再度の逆転を果たしたいレベルズが
死力を振り絞る最終盤を迎えた。
しかし、この日のレッズは、審判の判定のあやもあったとはいえど、如何せん反則が多過ぎた。
69分のペナルティのPGをレベルズに決められて、23-25と再逆転を許す。
さらには、試合残り10分を切ってから、レッズCTBアンソニー・ファインガが痛恨のイエローカード。最後の反攻の気勢を削いでしまった。

試合が残り3分を切ろうかというところで、五郎丸が立ち上がった。
ひとたび、キックを狙える状況になれば、起死回生の一発を五郎丸の右足から狙いたいとの監督の意図は明らかだったが、そのまま
プレーは切れずに無情にもノーサイドの笛が鳴り響いた。試合終了、23-25。

2点の僅差に泣いたレッズは、これで開幕3連敗。内容としては、80分集中を切らさぬ今季一番の出来で、監督交代によるポジティブな
変化が顕著に表れたのは明るい材料。

試合後の五郎丸は出場できなかった悔しさをぐっと堪えて、同じ日本代表のツイ・ヘンドリック、レベルズの松島光太朗としばし言葉を交わした
後にファンの写真撮影に応えた。

レッズが切望する今季初勝利は、次節、ホームでのブルーズ戦(19日・ブリスベン)に持ち越されることになった。
その試合でピッチを駆け抜け、チームの勝利に貢献する五郎丸の姿が見られることを期待したい。

(ライター 植松久隆/12日・メルボルン)
植松さん執筆の豪州のローカル紙
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http://nichigopress.jp/

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